サンゴの白化現象のグラフの説明
コーラルウォッチはウェブサイトに入力されたデータを用いて、個々のサンゴ礁のカラースコアの経時変化を示す棒グラフを作成します。X 軸(水平軸)は時間を月で表します。Y
軸(垂直軸)はそのサンゴ礁のその月に調査したすべてのサンゴのカラースコアの平均値を示しています。
カラースコアは1から6まであり、1が最も薄い色、6が最も濃い色を表しています。ここで注意しなければならないのは、すべてのサンゴに6が与えられるとは限らないことです。たとえば、あるサンゴの種では最も濃い色が4です。したがって、1
個のサンゴを1 度だけ見るのではなく、データをグループ分けして分析する必要があります。たとえば、カラースコアを経時変化(このウェブサイトで作成されるグラフ)、または「フィンガープリント」グラフ(すぐ下のグラフ)として分析することができます。
このウェブサイトで作成されるグラフは、特定のサンゴ礁が時間の経過とともにどのように変化したかを示します。これらのグラフから、さまざまな時点における多くのサンゴ礁の状態を知ることができます。
また、このウェブサイトで作成されるデータは、すべてを網羅するものではなく重複するデータを含んでいる可能性もあることに留意してください。例として示したグラフ以外にも多くの種類のグラフを作ることができます。さまざまな方法を試してみてください。次のグラフは、Microsoft
Excel で作成できるグラフの例です。グラフの作成について授業で教えるための参考情報については、メインメニューの「教育パッケージ」を選択してください。
さまざまなサンゴ礁の「フィンガープリント」を作る
上のグラフは、オーストラリアのグレートバリアリーフで2002 年に発生した大規模な白化現象の当時とその後の、無作為に選択された100 のサンゴの色分布を示しています。このグラフから、サンゴ礁の状態を反映する色の分布による、あるサンゴ礁のある時点での「フィンガープリント」が得られます。
健康なサンゴ礁では、通常、大半のサンゴのカラースコアが3 以上で、2が少し、1がごく少数という分布を示します(右のグラフ)。ところが、白化が発生したサンゴ礁では、大半のサンゴがスコア1で、2と3は少ししかありません(左のグラフ)。1
年を通してデータを収集できれば、分析結果はより充実したものになり、地元のサンゴ礁の基準値を知ることができます。
特定の群体を繰り返し測定する
上のグラフはオーストラリア、ヘロン島の、標識を付けた20 個のサンゴの色の測定値を示しています。2002 年3月に白化の兆候があったサンゴは、影響を受けなかったサンゴより、著しく薄い色を示していました。5月以降は、2つのグループの間に著しい違いは見られません。9月上旬の干潮時に暴風雨に見舞われたときは、以前健康だった群体のグループと白化が起きていたグループの両方に白化が発生しました。